オーストラリア・シドニー | オーストラリアに於ける日本

日本出張の巻

2017年6月15日

私は今東京のビジネスホテルでこれを書いています。そうです、日本出張に出ているのです。

 

日本出張というと周囲の人は口を揃えて「いいなあ。」と言いますが、実は素直に喜べない私。日本って観光や買い物をするのには天国のような国ですけど、仕事をするとなるとお話が違います。今回の私のスケジュールは、東京→名古屋(新幹線で日帰り)→東京→仙台→福岡→名古屋→大阪→名古屋、これを3週間の間に移動します。

 

 

東京での移動はまるで分刻みだし、海外からの3週間の出張で荷物は多いわ、営業用のパンフレットやポスターはかさばるわ、さらには今回留学フェア用にノートパソコンまで持ってきているので電車移動は一苦労。私は田舎者なので東京の移動が一番辛いですね。Suicaの読み取りが悪くてスムーズに一瞬でピッとできなかったときはたった1、2秒の違いなんでしょうが、後続の人に迷惑をかけてしまっているような気がして申し訳ない気持ちになるし、両手が荷物でふさがれていることが多い私は、自動改札機に切符を入れて、通り過ぎる際に引き抜く、というあの作業をいつも緊張して行っています。

 

 

東京にいて荷物が多いというのは本当に移動に大変ですよね。エレベーターに乗るときも隅のほうに小さくなって心の中でおまじないのように「すいませんねえ、場所取っちゃって・・・。降りるときは恐れ入りますがちょっと空けてもらえませんか?なるべく急いで降りますので・・・。」と申し訳なさを繰り返しているし、山手線ではかなりの割合で椅子取りゲームに負けてしまいます。ラッシュ時なんて私にとっては地獄のひとときですね。

 

 

なぜ日本ではいつもこんなにせかせかしていないといけないんでしょう?ビジネスがスピードを追求するゆえに、電車もバスも、自動改札機も流れがスムーズでないといけなくなっています。とにかく日本は何でも迅速です。レストランのサービスも、オーストラリアの倍くらいの人員を使って片づけやら注文取りやらがちゃかちゃか進むようになっているし、私のようなオフィス仕事も、24時間やっているコンビニがいつでもコピー機やら宅配やらATMまで提供してくれるので夕方5時以降でもまったく問題なし。東京は眠りません。それによって人々も眠れないんですよね。街のスピードについていかなくちゃいけない。

 

 

私はオーストラリアに来てから4年半が経ちまして、それほど長く日本生活から離れているつもりはないのですが日本の電子機器事情にとっては4,5年前なぞ大昔です。したがって携帯電話の使い方も近頃ではよくわからなくなってしまい、「赤外線」という機能に「???」マークを連発しました。赤外線ってヒーター?と思いきや、Vodafoneの受付お兄さんによるとどうやら携帯同士で赤外線を使って情報を交換できるとか。ひょえ~って感じです。浦島太郎気分全開。

 

 

携帯を買った理由はもちろん電話をしたりかかってきたりする必要があるからですが、それ以外に田舎者の私はインターネットで「駅探」が必要だったんですね。なのにプリペイドモバイルはインターネットできないんですって。かなり残念。おかげで原始的に電車の乗り継ぎ方法を検討するのですが、いやいや、私って方向音痴なうえに東京の地下はまるで迷路のよう。アポに遅刻するわ、地上に出て土砂降りの雨に降られるわ、毎日毎日緊張の連続です。

 

昼間はそんな感じで営業回り。夜は接待もしくはお仕事E-mailチェック。日本人が日本に来たらやはり日本人のように働いています。

 

 

胃が痛いですねえ~。今回の出張中に福岡あたりで時間をみて胃カメラを飲もうかと思っています。マジで。

 

ということで、日本出張はいいことばかりではないんですよ・・・ってこう思っているのは私だけ?他の学校スタッフはもしかしたらとてもハッピーに出張をこなしているかもしれませんね。今度学校関係者にアンケートを取ってみましょう。

 

 

Smile Therapyってご存知ですか?辛いこと、頭に来ること、イライラすることなんかがあったとき、がんばってスマイルしてみるんです。私もふとウィンドウに写った自分を見て眉間にしわを寄せていることに気がつくときがあります。そんなときは私もできるだけスマイル。いつもルンルンでいたいですよね。

 

 

そんなこんなで今日もルンルンのMIKAでした♪

 

*この記事は2006年5月16日に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。

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