オーストラリア・シドニー | オーストラリア国際恋愛

なぜハンサムなオージー男性はブスを選ぶ?

2017年6月17日

人は美男と美女のカップル、もしくはブス男とブス子のカップルを見かけると「やっぱりね。」と納得しますが、美男とブス子、美女とブス男のカップルを見かけると「なぜ?」と疑問に思います。

 

ここはシドニー、街を歩くとオージーとアジア人のカップルと遭遇するのは日常茶飯事。そしてなぜかしらまあまあステキなオージー男性と平均以下のアジア人女性のカップルをよく見かけてしまい、自分がもてないひがみから、「なぜだ!?」と真剣に考えてしまったります。「なぜあんなブ男にあんな美女が?借金のかた?」とか、「なぜあんなブスにあんなハンサムな彼がいて私には誰もいないのよ?!」とか。

 

第一に考えられるのは文化的な違い故の美的感覚のズレ。お国によって多少の美しさの基準が違うように、もともとアジア文化ではない国の人がアジアンビューティーを求めるときには我々の美意識とは違ってくるのかもしれません。

例えば小雪やチャン・ツイーイーのように万国共通に美しい人は美しいのですが、私にとってどうしてもわからないのがLucy Liu。彼女は欧米にて美しいアジア人女性として認識されているようですが、アジア人から見てみると「?」じゃないですか?2度ほどオージーの友達に「Lucyのどこが美しいのか。」と問うてみたところ、「ナイスバディと美しい髪と肌」とパーツにわけて回答がありました。重要なのは顔の造作ではなくパーツなのでしょうか?

 

アメリカ留学していた友人が日本に帰ってきたときに言っていたことは、「アメ人は痩せてる女の子は好まず、肉ヅキのいいのが好き。」と言っていました。オージーも同じように、日本ではデブと認識されそうなグラマーがお好きだったりする。そして長い髪。きれいな肌。白い歯。それだけで結構な必要条件が満たされてしまうようです。つけくわえるなら背は高めがいい。

 

オージー女性と日本人男性のカップルはその逆のパターンに比べて極端に少ないですが、そのほとんどがなぜかしら、「なぜこの人にこんなきれいなオージー女性が・・・」と驚かされてしまうのです。例えば私の勤める英語学校の代表はオーストラリア国籍の日本人男性ですが、彼は彼よりも背の高い、そして20ほども年の若いオージー美女と結婚しています。もちろん代表は頭脳明晰、人柄も良く、経済力もあるのですが、ちょっと私はお世辞にも彼がハンサムだとは・・・(ごめんなさい、社長様)。参考までに我が校の誇る美人受付嬢イマリちゃんに意見を求めたところ、「うん、彼はハンサムだと思う。背は低くても腕は太いし・・・合気道の師範だし・・・」と意外な答えが返ってきたので社長秘書(日本人)と身をのけぞらせて驚いたものでした。

やはりここでも腕の太さ、というパーツ的なお答え。私の知っているシドニー在住の日本人武道家はそのほとんどが西洋人女性と結婚しているので、そこらへんで何となく答えが見えるような気がします。

 

次に考えられる美男とブス子、美女とブス男のカップル成立要因は「見かけより中身重視」。これが一番わかりやすく救われた気持ちになる解答ですね。例えば「美女は頭が空っぽだ。」と思っている美男もいるでしょうし、ブス子の類まれなるやさしさや頭の良さ、居心地の良さなんかに魅かれていることももちろんあるでしょう。ブス男を選ぶ女性の場合も、「シドニーのハンサムなプレイボーイとなんかじゃ幸せな家庭は築けないわ。」と思っているかもしれませんし、ブス男の持つ包容力や経済力に惚れているということもありえます。

今までさんざん遊んできた美男・美女が、美しい外見というものに飽きて、何か違うものを求める、ということもありえますでしょう。

 

我が親友イマリちゃんが言うには、「ブス子の方が簡単に落ちるからじゃないの?」。裏を返せばじゃあ美女は美しすぎて相手にされない?それも一理あるでしょう。高嶺の花だと思われて誰も声をかけない、絶対男がいると思われている、こんな自分が声をかけても・・・と外見に自信のない男性はアプローチする前にあきらめ、ハンサムな男性だけが声をかけてみるが、プレイボーイに飽き飽きしている彼女は決してなびかない。そしてふとしたことからブス男の優しさ、男らしさに気づき、交際が始まる・・・なんてこともあるかもしれませんね。だから美男とブス子、美女とブス男。ああ、すれ違い。

 

オージーはよく褒める人種です。相手の顔が決して美しくなくても、例えばその人の持つ雰囲気や、性質、才能、ファッション、趣味、女性なら脚のきれいさ、髪の毛の美しさ、胸の形、男性なら腕の太さ、胸板なんかをいちはやくピックして褒めます。そしてそれをその人の持つチャームポイントとして見てくれます。自分や相手の欠点ばかり見ないで長所を伸ばすように心がけたいですよね。きっと選ばれているブス男、ブス子達はそういった自分のチャームポイントを把握している人達じゃないでしょうか。

 

ということで、外見に自信のないあなた、当たって砕けろ、です。どんどん美男美女にアプローチしてみましょう。そして外見に自信があってシングルのあなた、「私は美しすぎてだめなんだわ」と自分で自分を慰めましょう(勘違いにならない程度に)。いつもポジティブ思考でいることが成功の秘訣だと私は信じています。(だから)今日もルンルンのMIKAでした♪

 

*この記事は2006年6月に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。ちなみに現在の私はLucy Liuはとても美しく、魅力的な女性だと感じます。当時の美的感覚から変化したみたいですね。

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