オーストラリア・シドニー | オーストラリア国際恋愛

オージー男性にもてあそばれないために

2019年10月24日

オーストラリアに留学生として、またはワーキングホリデーメーカーとして単身乗り込んで来たそこのあなた、慣れない土地で言葉も不自由な中、少し寂しさを感じていますね。

日本人のお友達はたくさんいるものの、やはりオーストラリアに来たからにはオージーのお友達が欲しい・・・。あわよくばオージーの彼氏ができたらいいなあ、なんて・・・。友達では埋めることのできないこの心の隙間を埋めてほしい・・・。

気持ちは重々わかりますが、決して無用心にならないでください。心が弱いときほど悪につけこまれやすくなっています。悪名高きオージー男性の魔の手に引っかからないように気をつけてくださいね。

チャンネル7が行った性意識調査によるとオーストラリア人男性が他のどの国籍の男性をもさしおいてワンナイトスタンド(一夜限りの情事)をする確率が高いとオーストラリア国内で考えられているようです。

そしてその結果に妙に納得する私。私の周囲のプレイボーイ君達は明けても暮れてもセックスのことばかり考えていて、しかもそれをいかに「単なるセックス」で終わらせるかということに余念がありません。

私の勤める英語学校の誇り高き美人受付嬢イマリは「自分の女友達がオージー男性にいかにひどい扱いを受けてきたかを知っているから決してオージーとはつきあわない。」と決めています。

アクティビティコーディネーターのレベッカは過去オージー男性とつきあっていたものの、現在はイスラエル人の彼と交際中。レベッカ曰く「今度の彼はオージーじゃないからとてもいい感じ」。オージー女性からこれほど嫌われるオージー男性。悪名高いでしょう?

Commitmentというオージーのプレイボーイが一番嫌う言葉があります。辞書をひいてみると「委託・委任・約束・公約・責任・献身」等という日本語に訳されていますが、英語圏では男女間の責任問題を表すのによく使われています。例えば「彼はCommitmentが嫌いだから彼女にプロポーズしない」。これはずっとつきあってはいるものの結婚して責任が増えるのは嫌だからプロポーズしない、ということですね。

「君とは何のCommitmentもなしにセックスできる」、というのはセックスフレンドに対して言う言葉。お互い何の責任もなく、将来の約束もなく、単なる体だけの関係ということです。オージー男性はCommitmentが大嫌い。何て無責任なんでしょう。

オーストラリアはアジアに比べて断然男女平等な国です。男女平等ということはつまり女性も男性と同じ責任があり、男性は女性のための責任を一方的に取らされる必要もないということなのです。だから例えば子供ができてしまったとしても男性が世間から「責任を取らなくては・・・」と迫られることもなく、シングルマザーの権利も確立されているこの国ではますます一人で子供を育てるお母さんが増えていくのです。

日本ではまだまだ「結婚しないと一人前でない」という風潮があり、人々は30歳を目安に結婚しなくてはいけない雰囲気に陥れられます。日本人男性はそういった文化の中で育ってきているので遺伝子の中に「いつかは結婚。大黒柱。」という気持ちが組み込まれています。彼女が妊娠したら「俺が責任を取る!」というのはまるで当たり前のように日本国で信じられており、私は日本男児のその責任感が個人的にとても好きです。

しかし私が現在いるこの国オーストラリアではMarital Status(未婚か既婚か離婚か)で世間の評価は決まりません。既婚だろうが独身だろうが出世には何ら影響しませんし、結婚したから大人になったとか、独身だからまだ子供だとか、そんな考えは日本に比べたら無いに等しい。

同棲しているカップルに子供ができたとしても結婚しない、ということもよくあります。シングルマザーとしての国からの補助を期待しているのか、それともよほど結婚に対してネガティブな考えしか持っていないのかわかりませんが、日本では許されないそんな同棲カップルもオーストラリアでは当然のごとく市民権を得ているのです。

これくらい無責任に男性が振舞える国にいるのですから女性のあなたはもっと自分自身に責任を持って暮らしてください。日本の様にどこかで男性に責任を取ってもらえるという甘えた気持ちは捨てなくてはいけません。

オージー男性の大半は結婚に興味がありません。35歳になっても「結婚はまだ先でいいや。」と堂々と言える人達です。40歳になっても50歳になっても結婚しなくていいと思っている人達も大勢います。交際をしているからといってそれが必ず結婚につながるかというと大間違いです。そんなことを考える暇があったらこの先一生自分自身で経済的に自立できるよう努力しましょう。その方がよっぽど現実的です。

オージー男性達は女性が体だけの関係は求めず、そこに何らかのCommitmentを追求してくることをよく知っています。あなたと一回だけのセックスをするために「Long term relationship」だとか「Girl friend to be」だとか「I miss you」だとかまるでCommitmentをほのめかすようなあらゆる甘言を使ってあなたを惑わそうとします。最初から「One night Standしようよ。」なんて言ってくる人は滅多にいません。どうかそこのあなた、寂しいからといってその甘い言葉にだまされないでくださいね。寂しいときこそだまされたショックが身に応えることでしょう。

男性の本能は種をできるだけたくさんばら蒔くことです。結婚に興味のない彼らは無責任に種を蒔き散らそうとします。種を蒔き散らすという行為を遂行するために彼らはあの手この手を尽くします。男性は割り切ってセックスできますが、女性はなかなかそういうわけにはいきませんよね。その思い入れの違いによって「傷つけられた」「もてあそばれた」と感じている日本人女性の多いこと。日本にいたら起こらなかったような出来事も、留学先という不慣れな土地と寂しさから気がつかずに落とし穴にはまってしまうこともあるのです。

割り切ってセックスをする場合も病気には気をつけてください。オージー男性の大半はコンドームを使用すると言いますが、中にはそうじゃない人もいますからね。モーニングアフター・ピルを求めてタウンホールクリニックのお世話になるのは避けましょう。

散々オージー男性について悪く書きましたが、もちろん心清き人も世の中にはちゃんと存在してるんですよ。オージー男性と日本人女性のカップルで幸せな結婚生活を送っている人は実際たくさんいますし、同僚のマーケティングマネージャーWayneなんかは絶対に遊びでセックスするタイプではありません。はい。

もしかしたら経験のために一度くらいオージー男性にもてあそばれてもいいかもしれません。それもワーホリの思い出の一つになるかもしれませんね(って不謹慎?)。一度辛酸をなめたら次から用心することでしょう。

今日もルンルンのMIKAでした♪(いつかレズビアンに走ってしまいそう)

*この記事は2006年8月に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。

*2019年追記 日本のテレビを見ていると、最近の日本の若者たちは、結婚観がだいぶ欧米よりになってきたのを感じます。2006年当時のことを書いていますので、ギャップがあるかもしれませんがご容赦ください。ちなみに「コミットメント」という言葉は、某肉体改造ジムのCM「結果にコミット」で一般的に知られるようになりましたね。

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