オーストラリア・シドニー | オーストラリア国際恋愛

何人が好き?

2019年10月24日

日本にいるときにはありえなかったGirl talkのうちのひとつとして「何人が好き?」というものが挙げられます。彼氏にするには日本人がいいのかオージーがいいのかヨーロピアンがいいのかチャイニーズがいいのか、という質問です。私は田舎出身のため日本にいたころは彼氏になる人は当たり前に日本人であって日本人以外に選択肢があるなんて考えたこともありませんでした。

しかしここは多文化主義のオーストラリア。至るところに世界中からの移民を目にすることができ、日本人とポーランド人のカップル、ドイツ人とコロンビア人のカップルを目にしたところで何も珍しくありません。私の勤める英語学校キャンパス内でもそれはそれは多国籍な恋愛が過去いくつもありました(今現在でも私の知らないところできっとあるでしょう)。

我が友人の傾向を見てみますと大まかにわけてアジア人派と白人派に分かれます。更にその二派を細かく分析してみますと下記のようになります。

【アジア人派】

< 日本人派>

日本文化をこよなく愛しているため同じ笑いのツボや慣習を相手に求める人達。母国語である日本語を使ってスムーズにコミュニケーションを取れる心地良さも大事。将来結婚することになった場合に国際結婚に比べて障害が少なく両親にも納得してもらえやすい。

<韓国大好き派>

韓国文化に魅せられた人は、韓国人留学生から韓国語を習っているうちに恋に落ちてしまうことが・・・。向こうも実は日本語堪能だったりすることもあるし、文化も比較的似ているのでお互い理解しやすい。特に韓国人男性は日本人男性よりも「男はこうあるべき」という気持ちが強く、それがとても頼もしく見えるときも。

<香港・台湾・中国派>

香港映画ファン。香港はハンサムな人が多いというご意見。女性もアジアンビューティー多し。オーストラリア生まれのチャイニーズもアジア人派には密かに人気。その理由は英語はネイティブだしお金持ちが多い、ということらしいです。

【白人派】

<オーストラリア人派>

オーストラリアにいるのだからオーストラリア人派は当然です。英語がネイティブということだけで格好良く見えます。体格の良さやレディーファーストなところもポイント高し。オーストラリア人派はたいていイギリス人、カナダ人、アメリカ人、アイルランド人、ニュージーランド人もOK。つまりは白人ネイティブイングリッシュスピーカー派。

<ヨーロピアン派>

チェコ、スロバキア、ポーランド等東欧出身の男性は日本人女性と相性が良いようです。イタリアン、フレンチなんかは我々日本人からだけでなく、世界中からセクシーと思われているようです。

<サウスアメリカン派>

セクシーと言えばサウスアメリカン。特にブラジリアンはグッドルッキングなことで有名です。彼らは本当に情熱的。サウスアメリカンに惹かれる人も情熱的な人が多いです。

アジア人派はアジア人の枠の中で相手を選ぶ傾向が高く、例えば日本人派がときには台湾人とつきあったりすることもある中で、サウスアメリカンとつきあうことは稀なようです。白人派はその傾向がもっと強く、ヨーロピアン派がオージーとつきあうことはよくありますが、韓国人とつきあうことになったという話は聞いたことがありません。

私の知っている某日本人男性(40代)はその当時33歳未満の日本人女性限定で彼女を募集していました。なぜ33歳未満なのかを尋ねると「若い方が好き」というお答えの次に「この国にいる日本人女性は33歳くらいになると皆外専(外人専門)になってしまう」というお返事。当時の私は内心「え~?」と思っていましたが、それから数年経った今、何となく納得できるかもしれません。

私の周囲の30代以上の日本人女性はそのほとんどがなぜかしら白人派です。8割方が白人男性と付き合っている(結婚している)、もしくは出会いを求めていて、日本人はちょっと・・・という方が多いのです。それはいったい何故?

オーストラリアに単身で渡り、自身の力で数年以上を一人で生きてきた日本人女性はある程度強くないとやっていけません。スーツケースひとつで右も左もわからない土地に移住し、言葉を覚え、仕事をし、一人で生活していくための基盤を作り、そうこうしているうちに気づいたら精神的に経済的にとても自立しているようになっていたりします。そうしますとほら、まだまだ「俺が食わしてやる」という気持ちをひきずった日本人男性とはお話が噛み合わなくなってしまったりするんです。特に上記の「若い方が好き」というタイプの方は絶対的に「経験値が浅くて何も知らないようなただただかわいらしい女の子がいい」ということを言っているわけで、そういった方には日本ではおろかオーストラリアですら自立してしまっている女性はどうしても合わないのでしょう。だから自立してしまったオーストラリアに於ける日本人女性達はアジア文化から抜け出し白人派へと移行していくのです。

さて、私自身はいったい何人が好きなのでしょう。過去数年に亘って自問自答していますが、私はおそらく「何人でも気が合えば構わない」派なのだと思われます。今までお付き合いした人、心がときめいた人、節操なく多国籍です。要するに人は国籍や見かけでなく、ハートなんです、ハート。なんだか柄になくとてもいい子ぶった意見ですけどごめんなさい。国籍を限定しないで多国籍にいける方が選択肢も増えていいじゃないですか(笑)。

今日もルンルンのMIKAでした♪

*この記事は2006年8月に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。

にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください