オーストラリア・シドニー | オーストラリア国際恋愛

年下の男の子♪

2019年11月26日

しつこいようですが先月30歳になった私。一番最近デートした相手は42歳、その前は26歳、28歳、30歳、28歳、22歳・・・。これは全て今年の話なので私が29~30歳の間に、上は42歳、下は22歳がデート相手としていたわけですが、ここで私が気づくことは、私にとって「オーストラリアに来てから年下も有りかも」という事実です。

私は24歳のときにシドニーに渡ったのですが、それまでは自分自身の年齢が若かったことから7歳も年下が恋愛対象になるだなんて考えたこともありませんでした。それに日本にいたころは「年上じゃないと絶対にダメ」と思い込んでいたところもありましたね。その理由はおそらく「尊敬できる大人の人がいい」とか「自分より人生経験の長い人にいろいろと教えてもらいたい」とか「年下は子供すぎて受け付けない」とかいうものだったと思いますが、シドニーに来てからどうやらその考えも私の中で少しずつ変化してきたようです。以前のように「年上限定」というわけではなくなってまいりました。

ただ上記の男性らと実際につきあったのかというとそうではないのです。単にデートしただけで長続きはしませんでした。特に22歳のDennis(仮名)は年齢差をありありと感じましたね。日本人女性は若く見られるので、最初に出会ったときDennisは私のことを23歳くらいだと思い込んでいたようだったのですが、29歳(当時)だと告げて彼は驚きはしたものの、意外にひくことはありませんでした。何回か会ってひき始めたのは私の方。最初は彼も格好つけていたのか大人ぶっていて、私はその22歳にしては大人っぽいDennisが良かったのですが、3回目に会ったときにまるで子供のように私にじゃれついてきたり、高校生が話すような感じで自分の好きな音楽の話や海外でのサクセスストーリーを夢見る話だとかをされたりすると、だんだん私は「何か違うぞ?」と最初の印象とのギャップを感じるようになってきたのです。私には「すごい年下」っていうのはやっぱりムリと実感しましたね。

1~2歳くらいの「ちょっと年下」なら全然いけます。オーストラリア人であれば英語はもちろん達者だし、税金や法律なんかのオーストラリア事情に関しては年下と言えどもやはり彼らの方がよくわかっていて色々と教えてくれたりもします。そういった意味でオーストラリア経験の短い私にとっては年下君といえども充分頼れる先輩なんです。

私にとって年下も選択肢に入るようになった理由に下記のことが挙げられます。

1.自分自身が年を取ってきて世の中に年下の存在が増えたから
2.年上の人は既に結婚していることが多いから
3.アジア人は若く見られるため、20代前半と勘違いして声をかけてくる輩がいるから
4.オーストラリア人が老けて見えるため、年上だと思ったのに実際は年下だったと後からわかることがあるから
5.オーストラリアに来て細かいことはどうでも良くなったから

私にとっては特に5番目の理由が大きいような気がします。日本にいたころはまだまだ「男性を立てなくてはいけない」といった価値観が潜在意識にあり、それをするためには必然的に年上の、自分よりも経験値が高く、収入も高い人と付き合わなくてはいけないような気がしていましたが、こちらに来てからは怠け者のオージー男性が多い中で、「普通に働いてさえくれていれば収入が自分より少なかろうとどうでもいい」とかなり基準を下げたような気がします。

それでも私が年下君とデートするときに毎回気になることは、会計はどちらが支払うか、ということ。同い年以上のオージーだったら間違いなく彼のおごりなのですが、年下の場合は?・・・私の場合上記の26歳君は割り勘、後は全部向こうの支払いでした。22歳のDennisも大人ぶっていたのかそういう文化なのか、全部払ってくれてましたねえ。

年下の男性を好む女性は世間ではたいてい「母性本能が強い世話焼きタイプ」と認識されているようですが、私の友人のK子さんはまさしくそのタイプ。彼女は現在33歳ですが、つきあう相手はかなり年下でないと魅力を感じず、30代になってから18歳と1年間つきあっていたことのある経験の持ち主です。そんなK子さんは「つきあうと何でもしてあげちゃう」、とちょっとダメ男養成の危険因子をお持ちのような気がします。キャリアウーマンなのは言うまでもありません。

もうひとり、友人のY美ちゃんの職業はナース。31歳の彼女が気になる男性は必ずと言っていいほど10歳くらい年下です。何と気になった相手が実は16歳だったなんていうこともあるくらいで(もはや犯罪)、「日本にいたころからずっとそうだった」という生粋の年下好き。ナースという職業柄さぞかし母性本能が強いのでしょうと思いきや、彼女は「相手に頼られるような恋愛は嫌だ」と言います。彼女曰く「私は精神年齢が低いから、それに合う年齢の男の子がいいと思ってるの。同級生とつきあう感じ。だから私が年上だからと言って頼られるのも嫌だし、こっちも世話をやきたいとか思わないよ。自分は母性本能強くないもん。」・・・年下好きにも2種類あるということが判明しました。

ワーキングホリデーの間にアバンチュールを楽しむ、ってことはよくあると思います。1年という限定された期間だけ今までの人間関係のしがらみや世間体から逃れることができ、その間にちょっとだけ日本ではできない恋愛をしてしまうこともありなんじゃないでしょうか。日本にいたら10歳も年下の男の子と遊ぶだなんて周囲を気にしてできないけれども、オーストラリアにいたらそんなことだーれも気にしません。後は本人同士が気にするかしないかだけ。それが長く続くか、数ヶ月で終わるかも当人同士の気持ち次第ですが、私個人的にはせっかく違う国に来ているのだから型にはまらず、色々な恋愛を皆さんにしてほしいと思っています。それでこそ、そのワーホリが忘れられないものになることでしょう。ただしくれぐれも18歳未満には手を出さないようにしてくださいね!

MIKAの一口英語講座。ぐっと年下の男性とつきあっている女性のことを「Cradle-snatcher」と呼びます。そしてその年下男性は「Toy boy」と呼ばれます。こういう英語のシニカルなところがちょっと好き。今日もルンルンのMIKAでした♪

*この記事は2006年11月に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。

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Photo by Brodie Vissers from Burst

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