オーストラリア暮らし

セクシーになれるスポーツ

2023年3月8日

2001年にワーホリでシドニーに来たばかりの頃、ワーホリの先輩から「この国でスポーツしなくちゃ意味ないよ!」と言われたことがあります。注意して見てみると、確かに周囲の人達は、オージーも日本人もたいてい趣味として何らかのスポーツに興じていたり、定期的なエクササイズをしたりしていることに気がつきました。

 

「オーストラリアはスポーツ大国」、それが私にとってこの国のイメージのうちのひとつです。サーフィンはもとより、クリケット、ラグビーなどはオーストラリアを代表するスポーツですよね。テニスや水泳も人気。ゴルフは日本に比べて断然安くコースに出ることができるので、日本のように「お金持ちの趣味」といったイメージはあまりありません。

 

お金のない人は、ひたすら「走る」という方法もあります。シドニーにいると公園ではもちろんのこと、街中でも走っている人を見かけます。友人のCraig君の職場では昼休みを利用してジョギングをする人もいるらしく、そういうオフィスにはご丁寧にシャワー設備もあるようです。

そういえばシドニーのマンションにはたいてい住人が共同で使えるジムとプールがついていますよね。テニスコートやサウナまであったりするところもあります。

 

最初はオージーの友達がほしいという気持ちも手伝い、日本にいた頃毎週通っていたエアロビをシドニーでも続けようと、NSW大学のUNIGYMのメンバーになり、Body Combatや Boxacise、 Body Pumpなどを始めました。英語があまり理解できなくてもこういったフィットネスは見よう見まねで何とかなりますし、日本でも経験があるので問題はありませんでした。ただ、こういったジムのエクササイズは終了と同時に皆さっさと帰ってしまうので友達を作るチャンスは私にはありませんでしたね。

 

ワーホリを機に新しいことに挑戦してみる人は多いと思います。日本では「年齢的に今更恥ずかしくて・・・」なんて思われる初試みも、オーストラリアでだったら人目を気にせずできますよね。かくいう私もこちらに来てからいくつか挑戦してみたスポーツがあります。例えばボンダイジャンクションにある極真空手の体験レッスンを受けてみたり(余談ですがここはお友達を作るのにとてもいい環境だと思います。よくメンバーで食事会やBBQパーティを開いています。)、ブラジリアン格闘技カポエラのビギナーコースに申込んでみたり。

 

オーストラリアに来てからサーフィンを始めた、という人も多いことでしょう。何事も始めるのに遅すぎる、ということはありませんよね。しかしながら早いに越したことはありませんので今迷っているあなたはすぐに行動に移しましょう。善は急げです。

 

いろいろ挑戦してみてその中から続くものを見つければいいのではないかと思います。私は残念ながら空手もカポエラも続きませんでしたが、たまたま友人に誘われて行ったホットヨガは続けています。日本でホットヨガがブームになる以前からオーストラリアでは密かにホットヨガが浸透していたようで、たまたま私の働く英語学校の近くにもホットヨガスタジオが何年も前からありました。

 

さて、このホットヨガ、柔軟性はもちろんですが、筋力もかなり養われると思います。初めての方は次の日の筋肉痛を覚悟して臨んでください。ホットヨガは38度の温室の中で行われるので汗かきでない私でもしばらくすると汗がしたたり落ちます。Tシャツはびっしょりと濡れます。人によっては水着をつけて参加する人もいます。そんな中で足を広げたり、四つん這いになったり、ブリッジをしたり、思えばなんだかとってもエロティック。

オーストラリアでは他人が何していようとおかまいなしなので、みんなそれぞれ自分の世界に入り込み、誰かに見られているとか誰かを見るとか、自分のポーズがどんなに不恰好だろうが間違っていようがそんなもの全然気にしません。ということで、オーストラリアのホットヨガは男女混合です。男性はたいてい上半身裸で参加し、汗をぼたぼた垂らしながらがんばっています。

聞いた話によると日本ではヨガというと女性専用のところばかりだということですが、オーストラリアのヨガは男性も女性も自分のことしか考えていないので、いやらしい目で異性を観察するような雰囲気はまるでありません。設備はおそらく日本のものに比べると劣りますが、値段は半額以下なので皆さんも健康のために始めてみてはいかがでしょうか。たいていのヨガスタジオが10日間のトライアルをたったの$17でオファーしています。

 

もうひとつ私が最近始めたのはテニスです。私の勤める英語学校の近くにテニスクラブがありまして、そこでひろっぺという日本人のコーチがテニスを教えてくれます。私はまるっきりテニスビギナーなのですが、プロのひろっぺに教えてもらうと不思議と上達していくんですねえ。ひろっぺのクラスは一回の人数もそれほど多くなく、日本人だけが集まったときは日本語で、日本人以外の人が一人でも混じったときは英語で丁寧に教えてくれます。2007年の目標のうちの一つは「試合ができるくらいにテニスを上達させること」なので、それに向けて精一杯やってみます。

 

ダンスを習う人も多いですね。サルサ、ベリーダンス、ジャズ、ヒップホップ、社交ダンスなど、チョイスは様々。西洋人は基本的に踊るのが好きだし、上手だと感じます。サルサの腰の動きなんかは天性の物があるんじゃないでしょうか、日本人には真似できない小刻みな動作が実にセクシー。男女ペアになって踊るダンスはその動きや衣装がきわどくセクシーなものが多く、見ていてどきどきしてしまいます。女性的なしなやかな動きを身につけるためにダンスを習うのは効果的な手段だと思われます。ダンスの心得が多少あればクラブで踊ったりするのももっと楽しくなるだろうし、そういえばオーストアリア人は音楽があれば結構どこでもリズムに乗って体を動かしたりしていますよね。ダンスが上手なのはオーストラリアでモテる秘訣でもあります。

 

皆さん、是非オーストラリアで新しいスポーツに挑戦してみてくださいね。私はそろそろポールダンスのレッスンを受けようかな、なんて真剣に考えています。今日もルンルンのMiKAでした♪

 

*この記事は2007年1月に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。

*2023年追記 この記事を投稿するにあたって、久しぶりにひろっぺのテニスレッスンを調べてみたところ、なんと彼女もシドニーからゴールドコーストに引っ越し、ゴールドコーストでテニスレッスンを続けていることが判明しました。2007年当時の「試合ができるレベルになる」という私の目標は、その後私がシドニーの仕事を辞めてゴールドコーストに引っ越すという変化のためにひろっぺのレッスンを打ち切り、結局達成されませんでした。ひろっぺとの縁もそこまでだったのですが、実はたった今私が彼女をネット検索することでフェイスブックで再会し、実はご近所さんでもあったことが判明。近いうちにお茶にでも誘うこととしましょう♪
HP Tennis (ひろっぺ テニス) 

*2023年追記 ヨガやグループエクササイズについて、”オーストラリアでは他人が何していようとおかまいなしなので、みんなそれぞれ自分の世界に入り込み、誰かに見られているとか誰かを見るとか、自分のポーズがどんなに不恰好だろうが間違っていようがそんなもの全然気にしません”と当時は書きましたが、後々、やっぱり気にするオージー達もいるということに気が付きました。太っていたりして自分の体に自信がない人たちは、グループフィットネスで引き締まった体の人達に囲まれるのはやはり抵抗があり、そうしたところには出入りしない場合も少なからずあります。

*2023年追記 ポールダンスは、実際に10週のコースに申し込み、毎週土曜日の朝電車に乗ってCityにあるレッスン会場へ赴き、無事修了しました。(朝の苦手な私にとってはすごいこと)

にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ
Photo by bruce mars on Unsplash

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください