どうしよう。
数えて見たらおそろしいことに、１年と１０ヶ月も彼氏がいません。
この彼氏いない歴は、果たして安心して良い期間なのか、そうでないのか。私自身、近頃はひとりでいることに慣れきってしまって、逆に彼氏がいる状態というものがどんなものだったか、思い出せなくなってしまっています。
彼氏がいないのはどうやら私だけではなく、先日日本で訪問した某留学代理店では、女性スタッフ４人のうち全員がシングルであることが判明し、深い共感を覚えるとともに「何故！？」と疑問を抱かずにはいられませんでした。だって、その４人全員が若くてかわいらしく、魅力的なんですもの。とても納得できません。
こんなに長いこと彼氏がいない状態が続いていることに、少なからず危機感を覚えた私は、「彼氏ができないのはもしかしたら私に原因が？」という自責の念にかられ、近頃は自分に潜むあらゆる可能性を探り、自己改革に勤しんでいます。
①理想が高すぎる
彼氏・彼女がいない相手に、人は「理想が高すぎるんでしょ～？」とまず言います。この質問って非常に返答に難しいんですよね。私の一定基準がある人から見たらぐっと低いかもしれないし、ある人から見たら相当高いかもしれません。私はいつも真実の愛を求めているので、容姿も性格も収入も人並みで構いませんが、私を心から愛してくれている人が理想です。ただし、いい加減３０歳になった今、いつまでも小娘のように甘い夢は見られません。現在の私の理想に付け加えたいのは「強い精神力を持った人」です。これって理想が高すぎますか？そんなことないですよねえ。
②過去の恋愛がトラウマになっている
自問自答ながら痛い質問。確かにBad Break Upを１年と１０ヶ月前に経験しましたが、これはもはや遠い昔のこと。私、立ち直りはかなり早い方なんですよね。
③仕事に夢中になり過ぎ
男性はよく仕事に夢中になるとそれしか見えなくなりますが、私の場合は両立できます（と思います。最近は彼氏がいないのでとことん仕事に没頭してますが）。確かに仕事は楽しいけれど、その生活の中にパートナーがいたらもっと充実した毎日を送れることでしょう。
④自分に自信がなく引っ込み思案になっている
どうでもいい相手には自信満々ですが、本当に好きな相手にはつい意地を張って、本心とはうらはらなことを言ったりしてしまう私。これは改善の余地がありますかねえ。
⑤出会いのチャンスがない
いや、出会いのチャンスはありますよ。仕事柄人との出会いはたくさんあるし、パーティを通して友達の友達に出会うこともときどきあります。出会いのチャンスはありながら、それが何も発展しないという方が問題でしょうか。
⑥だめンズウォーカー
これです、これ。今一番心がけているのは、「次はもうダメ男にひっかからない」ことです。今までは完全なダメ男、プチダメ男、もしくは私が謀らずともダメ男に仕立てあげてしまった彼によって、私の人生の多くの時間が無駄に費やされてきましたが、今度こそはまっとうな男性とお付き合いすると、２００７年初頭に誓いました（すでに１年の半分が過ぎ去ってしまいましたが、下半期に期待します）。特にオーストラリア人は定職ナシ、真剣なお付き合いナシのダメ男傾向が強いので気をつけます。だから私は「強い精神力を持った人」を理想に掲げているんですよ。
⑦容姿・性格が悪い
どうでしょう、誰か正直に教えてください。
⑧自立しすぎていて隙がないように見える
ビンゴ！きっと私、これが最大の原因です。正直、自分自身で自分の面倒は見れるし、下手すると人の世話まで焼いてしまいます。どうやら私を助けてあげようとする男性は、日本国にもオーストラリアにも少ないようで、他の女性は誰かが送ってあげているのにも関わらず、私は気がついたら一人でタクシーを捕まえて帰宅したり、一番遠い距離を単独で歩いて帰ったりすることもしばしば。「送っていこうか」と言われ、「大丈夫、大丈夫！」と遠慮し、なぜか相手もあっさりと「あ、そう」と引き下がってしまうことが多く、本当に私なら大丈夫だと思われているようで、なんだか少しがっかりもします。女性の先輩やゲイ友には大変優しく心配されて幸甚なのですが、異性となるとなぜこうも違ってしまうのでしょう。
⑨女らしさにかけている
職場の先輩曰く、「MiKAさんは見た目は女らしいのに、中身が男っぽいところがあるから、そのギャップに苦しんでいるのかもね」。セクハラにはよく遭います。仕事に関して女扱いされるとムショウに腹が立ちます。
⑩遊んでいるように見られ、まともな男性が興味を持ってくれない
Japanese Vixenと形容されたことがあります。Vixenの意味を辞書で調べると、雌狐、口うるさい女、意地悪な女、と出てきますが、実際のところ、日本語で言う「小悪魔的」という意味合いで使われています。男性を手玉に取って惑わせる女性のことを指しています。
悪女例え話をしていて、私が「いいなあ、私もそういう悪女になれたら人生楽なのに」とつぶやくと、私のことを深く知らない人から、「えっ、もう悪女じゃん！」的な反応をされることもあります。
皆さん、誤解しないでくださいね。私は生来のお人好しで、留学フェアでも競合相手に生徒を送ってしまったり、酔っ払いを介抱していてふと気がつくと、友人は全員帰宅し、午前３時に新宿２丁目に一人ぼっち置き去りにされたり、９人でタクシーに乗り込もうとし、２台に４人ずつ、そして私だけが一人で一台になってしまったりするようなタイプなんですよ。それなのに計算高く遊んでいるような印象を持たれてしまっては、悲しいことこの上ございません。きっと計算高くないからこそ、未だに一人でいる羽目になっているんでしょうね。
しばらく片思いをしていた相手に失恋し、ちょっと傷心のMiKAなのでした♪
＊この記事は2007年6月に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。
