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シドニーシックの私

2023年5月12日

意地を張っても仕方がないので正直に認めます。はい、シドニーシックにかかっております。

今現在も、シドニー行きの便を待っているゴールドコースト空港の待合ロビー、悪天候の中、最終便がキャンセルされないことをひやひやしながら待っています。亜熱帯気候のため突然の大雨や雷が多く、以前私が乗るはずだった最終便がキャンセルされてしまい、田舎ゆえ、空港と言えども夜はタクシーもなかなかつかまらず、苦渋の思いでレンタカーをして家に戻り、次の日の早朝に用意された代替便に間に合わせるため3時間の睡眠しか取れなかった苦い経験がありますもので。

ゴールドコーストに越してからちょうど3ヶ月が経ちます。その間シドニーに戻った回数は、1、2、3、4、今回が5回目。10月には3週間半の日本出張に出ていたので、その期間を除くと2週間に一度はシドニーに行っている計算になりますね。

私にとってシドニーはワーホリから始めた街なので、英語学校で勉強し、アルバイトに挑み、カレッジに通い、仕事を始め、転職をし・・・と様々なプロセスの結果、同様の立場で辛いときも悲しいときも励ましあう友人がたくさんできたものでした。

クィーンズランド州では友達が作りやすいと聞いていましたが、やはりそれは友達が作れるようなところ、例えば習い事などにある程度顔を出さなくてはいけないわけで、徒歩で通勤できる範囲にアパートを借りてしまうと、ついつい張り切って「いつでも家に帰れる」と残業してしまう上に、週末はシドニーに戻るような生活をしていたら、なかなか友人はできませんよね。現在の職場はディレクターの二人以外皆既婚か婚約中で、私のような夜遊び大好きシングル女とは興味の対象が違うらしく、あまり相手にしてもらえません。

「じゃあディレクター達と遊べば?」って、時々食事に一緒に行くことも、恋バナをすることもあるんですけど、やっぱりバカ正直に全てを曝け出すことができるのは、過去何年も私のことを知ってくれている友達なんですよね。そして私の心は一路シドニーへ・・・。

私のアパートからゴールドコースト空港まで、バス一本で到着するのでよく利用するのですが、1時間以上かかるその道程で、私は暇つぶしのために人間ウォッチングに没頭します。そして空港で搭乗を待っている間も同様に、ひたすら人を観察しつつ時間を潰します。そこで気がつくことは、まるで東京と沖縄の人々の雰囲気が違うように、シドニーとゴールドコーストの人々も雰囲気が異なっているということですね。

【ゴールドコースト】
リラックス・だらしがない(話し方・服装)・適当・フレンドリー・素直・ド派手・こてこて・リゾート・いかがわしい・サーファーがやたらと多い・日本人でも日焼けしている・変な人が比較的多い・時期によってSchoolieだらけ

【シドニー】
スタイリッシュ・あまりフレンドリーでないと言われる・ややこしい(細かい人が多い)・日本人、韓国人は美白系多し・変な人はたしかにいるが、比較的少ない

どちらを好むかはその人次第ですが、リラックス派は都会のシドニーよりゴールドコーストの方が合っているという傾向にあると思います。シドニーにいるときはそれでも充分リラックスしていると思ったのですが、ゴールドコーストのリラックス度合いとは比べようがありません。

英語学校の日本人学生を取ってみても、ゴールドコーストを留学の目的地に選ぶ人と、シドニーを選ぶ人とでは、同じ日本人でもタイプが違うのが見て取れます。振り返ってみるとシドニーの英語学校で勤めているときは、難しい生徒さんが比較的多かったですね。やたらと細かかったり、何をしても不満が残ったり、キャリアアップを目指している人も多かったのでプログラムや勉強方法も複雑化していました。

ゴールドコーストではたいていの人が単純明快。英語も楽しく勉強できればいい、不満が生じたとしてもちょっと相談したらすぐ解決したり、納得したり。細かいことは気にしないハッピー精神が満ちています。

先日シドニーに戻ったときに、友人のSamanthaが、「私が一年ブリスベンにいた時には、全然友達ができなくてつまらなかった。私がシドニー出身だから誰も仲良くしてくれなかったの」とまるで東京から大阪の学校に転校した小学生のようなことを言っていましたが、とにかくシドニーとクィーンズランドの街には、そういう表現が出てくる程違いがあるんですよね。暮らし慣れたシドニーから、単身ゴールドコーストへ越した私が生活に馴染むのにも、そりゃあ時間がかかるはずです。

ボディボードでも始めよう、そうするためにはまず車を買おう、そのためには詳しい人に手伝ってもらおう、じゃあ誰に?といった思いだけがぐるぐると廻り、悲しいかな、結局まだ何も始められていないんですよね。焦っても仕様がないのでマイペースに行きます。

実は本日ゴールドコースト出張におみえだったJAMS女社長Mさんとランチをしたのですが、「最近ルンルン日記の更新が滞ってますね」とお叱りを受けてしまいました。だって週末シドニーに戻ってるから書く時間がないんだもーん。ほら、私が乗っている飛行機はもうすぐシドニーに到着します。

今日もルンルンのMiKAでした♪

 

*この記事は2007年12月に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。

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Photo by Anthony Tran on Unsplash

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