オーストラリア国際恋愛

オーストラリア人は恋愛において駆け引きをするのか

2023年5月23日

韓国大好きな私は韓国人の友人が何人かいますが、そのうちの一人と話をしていたときに、少し驚いたことがありました。

 

彼女は才色兼備の魅力的な30代独身女性で、彼女がその気になれば、デートする相手はいくらでも捕まえることができます。そんな中で、彼女が心底興味をそそられる男性が現れ、一晩デートをしたのですが、彼女は「簡単には落ちません」という意思表示をするために、その後一切自分からは電話をせず、彼からの電話も3日間出なかったと言います。

それだけではなく、その3日の間に、相手の韓国人男性も、大げさではなく本当に100回電話をしてきたというのだから驚きです。そして101回目にしてようやく電話に応じてみた、という作業を、30も半ばを過ぎたいい大人がしているので、「これが韓国の恋愛駆け引きか・・・」とあきれてしまった私でした。

 

思い起こせば、シドニーでワーホリや学生をしているときに出会った韓国人男性達は、みんなとても強引だったなあ。午前3時に電話がかかってきて「今MiKAの家の前にいる、帰るタクシー代がないから泊まらせて」と言われたときには、警察に通報しようかと思うくらい迷惑行為に感じたけれど、友人の話を聞いていたら、韓国人女性は自分達を「できるだけ難しく」見せ、韓国人男性達はそれを知っていてあきらめずに熱烈アプローチを続けるようで、そうした行動は普通にありえるらしいですね。私だったらいくら気があったとしても、数日の間に100回も電話をかけられた日には、ストーカー行為で訴えてしまいそう。

 

オーストラリア人は恋愛において駆け引きをするのか、と考えてみました。友人の意見や私自身の経験を鑑みると、おしなべて日本のそれとあまり変わらない程度に行われているのではないかと思います。

 

例えば押して押して突然引いてみたり、気があるにも関わらずない素振りを見せてみたり、ちょっかいを出してみて向こうから声をかけてくるように仕向けてみたり、などの恋愛初期における様々なやり取りです。それを英語ではGame(ゲーム)と呼びます。そうです、試合、勝負、遊び、競争などのゲームです。

 

友人のAnthony(38歳)とJeffery(33歳)と食事に行ったときのこと、二人に「オージーは恋愛の駆け引きを頻繁にすると思う?」と質問すると、「20代の若者はするけれど、自分達はもうそんな年じゃないからね」といったお返事でした。やっぱりオーストラリアでもそうなのか、と納得する私。実は私自身も30歳を過ぎて、だんだんとそういった恋愛の駆け引きが煩わしくなってきているのです。

 

個人差ももちろんありますし、永遠のプレイボーイは別として、年を取るとストレートに気持ちを伝えたり、意思表示をしたくなる人が多いようです。それはきっと、20代の頃さんざんそういった回りくどいゲームを楽しんで疲れてきたり、仕事が忙しく時間がなかったり、単純に面倒くさくなったりするからではないでしょうか。そして素直に伝えられると素直に応えたくなり、もったいぶったりすることなく、YES/NOをはっきりと伝えるようになります。

 

AnthonyとJefferyと私の意見が一致したのは、「駆け引きは恋愛にある程度自信のある人しかできない」ということでした。それは若くて自信がある人にのみ許されているゲームで、経験がなくその攻略法を知らなかったり、焦っていたりする場合は、残念ながら敗れるのみか、最初から参戦すらできないものなのでしょうね。

 

恋の駆け引きができることが、良いことなのか否かは個人個人の意見がありますが、片思いをしているときにとる行動は、きっとオーストラリア人の方が積極的でオープンだと感じます。私が一方通行の気持ちを抱えていたとき、オージーの友達(20代男性)から「素直にMiKAの気持ちを伝えてみたら?」と勧められたことがあります。結局その勇気はなくて、ひとりで諦めてしまったけれど、私がもしかして根っからのオージーだったら告白していたのかもしれませんね。そういうダイレクトなところがシンプルでオーストラリアらしい気がします。

 

自分も気があるのに、相手からの電話を100回も無視するのはきついなあ。近頃は自分から電話かけちゃいます。

 

今年はシンプルな恋愛をするぞ!今日もルンルンのMiKAでした♪

 

*この記事は2008年1月に某オーストラリア日本人コミュニティサイトに掲載されたものです。

 

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Image by NoName_13 from Pixabay

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